はじめに

現在日本でも不景気だということは騒がれていますが、 2009年に起きたギリシャ危機が発端で、ヨーロッパの経済は大きく揺れ動くことになりました。 世界中が心配し、他のヨーロッパの国々が支援を続けるにも関わらず、 ギリシャは危機から中々抜け出すことができずにいます。
それは、危機が起こった2009年から数年経った今でも未だに再燃する可能性があるほどのもので、 今後もまだ行方に目が離せない状態のままになっています。
ユーロ相場も回復に向かい、ギリシャ危機は終わりを見せたかに思えたところで、 まだまだ危険な火種はくすぶったままである状態です。
このサイトでは、ギリシャ危機が一体どういうものなのか、 何故ここまでの騒動になったのかを解説します。

なぜギリシャ危機で欧州全体が揺れている?

欧州経済の動揺が止まりません。発端はギリシャの財政問題ですが、同国が単一通貨「ユーロ」の導入国であることが問題をいっそう複雑化させています。欧州連合(EU)は当面の危機を回避するためのギリシャへの支援策に加え、ユーロ圏全体の財政連携強化も模索しています。今回は、EU誕生とユーロ導入の背景、ギリシャに始まる欧州危機の経緯とその影響、EUの危機対応などについて解説します。
 「ユーロ」は、1999年に欧州諸国で導入された単一通貨の名称です。50もの国がひしめく欧州では民族や国同士の争いが絶えず、20世紀前半には2度の世界大戦を引き起こし、多くの犠牲者を出しました。戦後はこの反省から、欧州では「一つのヨーロッパを作る(欧州統合)」という機運が生まれました。
 これを受け、52年にドイツ(当時は西ドイツ)、フランスなどの6カ国により軍需物資の石炭と鉄鋼を共同管理する「欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)」が発足し、58年には「欧州経済共同体(EEC)」「欧州原子力共同体(EURATOM)」がそれぞれ設立されました。67年にはこの3つの共同体が統合されて「欧州共同体(EC)」が発足。欧州域内の市場と経済の統合が進められました。そして93年には、経済関係の強化だけでなく政治分野も含めたより広範な欧州の協力関係をつくることを目的に、現在の「欧州連合(EU)」が誕生しました。
 欧州統合の一環として実施されたのが、各国共通の通貨制度を導入する「通貨統合」でした。ドイツはマルク、フランスはフランというように欧州各国で長年使われてきた通貨を廃止して、欧州全体で一つにしてしまうという歴史的に類を見ない試みです。99年、EUの当時の加盟15カ国のうち、イギリス、ギリシャ、スウェーデン、デンマークを除く11カ国で為替相場が固定され、金融取引で用いられる通貨単位としてユーロが誕生しました。これに先立ち、98年にはユーロ導入国全体の金融機構の中枢を担う中央銀行として「欧州中央銀行(ECB)」が設立されます。2002年にはユーロ紙幣・硬貨の流通が開始しました。現在のEU加盟国は数度の拡大により27カ国となり、ユーロ導入国も17カ国にまで増えています。 雇用も多様化し、働く概念も変化しつつあります。派遣とはでは、それぞれの雇用体系のメリット・デメリットが説明されています。